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ビックファイブ性格特性診断


アイデンティティ尺度

当診断は「アイデンティティ」をテーマにしています。作成者は臨床心理士の竹元です。
アイデンティティの確立について興味がある方はぜひご利用ください。

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アイデンティティとは?

アイデンティティとは、エリクソンという心理学者が提唱した概念です。エリクソンは青年期の発達課題として、アイデンティティを位置づけました。エリクソンは下記のようにアイエンティティを定義しています。難しい定義ですが、せっかくなので読んでみてください。

アイデンティティ尺度 イメージ図1

アイデンティティとは
「私は他の誰でもない、たった1人の自分」
「今までの私もこれからの私もずっと私」
「自分で思っている私が他の人にもそう思われている」
という感覚を持てている状態。

という事になります。いかがでしょうか?これでも抽象的でわかりにくいかもしれませんね。もう少し簡単にするなら「自分が自分である感覚、そして周りの人も同じように、私のことを理解してくれている感覚」と考えるといいでしょう。

みなさんは、いかがでしょうか?
「私は他の誰でもない、たった1人の自分」
「今までの私もこれからの私もずっと私」
「自分で思っている私が他の人にもそう思われている」
という感覚がありますでしょうか。


アイデンティティを確立できない問題

大野(1984)は「充実感」とのアイデンティティの確立に関連があることを研究で確かめています。アイデンティティが確立できている時は「毎日を健康的に主体的に生きている」感覚を得やすくなるのですね。

逆にアイデンティティが拡散しているときは「毎日が楽しくない・・」「何となくむなしい・・」といった感覚になりやすくなります。例えば、同じ仕事をしていても、「これが私のやるべき仕事だ!」と考えている場合と、「これは本当は私のやるべき仕事ではない」と感じている場合は、充実感に大きな違いが出てくるでしょう。いま生活に充実感がない場合は、アイデンティティが拡散している可能性が高いと言えます。

アイデンティティ尺度 イメージ図2


日本人とアイデンティティ

エリクソンのアイデンティティの定義から考えると、アイデンティティは自分自身で確立していくイメージを持たれる方が多いと思います。しかし杉村(2001)は「他者との関係性のあり方」がアイデンティティに影響すると主張しています。これは、エリクソンが生きたアメリカと私たちが住む日本での文化の違いが大きく影響していると考えられます

文化について、北山(1994)はアメリカなどの西洋文化は、個人が独立したあり方をしていると仮定しましたが、私たちが住む日本の東洋文化はどうでしょうか。東洋文化では、独立したあり方より「他者との関係性のあり方」を結んでいくことが、より優先されるのが一般的ではないでしょうか。

このような点から考えると、私たち日本人がアイデンティティを形成するうえでは「他者との関係性のあり方」はたいへん重要といえます。ここでいう他者というのは、一般的な友達や恋人、職場の同僚などの他者はもちろんのこと、日本社会における価値観や文化なども含んでいます。


アイデンティティを確立するコツ

私たち日本人がアイデンティティを形成しようと思うと、周囲との円滑な関係を保つ「他者との関係性のあり方」自分自身で確立していく「自立したあり方」の両立が必要となりますが、アイデンティティを意識することが多い「他者との関係性のあり方」から見ていくことが、アイデンティティ形成の近道ではないかと考えています。

例えば一見アイデンティティを確立しているような堂々とした自己主張の激しい人がいますが、それにより周りの人が迷惑を被っている場合は、アイデンティティを形成できているとは言えないのです。その逆もしかりで、周りの人に過剰に合わせ過ぎてしまい、自分が虚しい思いや疲労感を抱いてしまうような人もいます。この場合も一見適応していますが、自分の内面は適応的ではないですよね。この例のように、どちらも自分も相手も生かしつつ、バランスよく毎日を送るということがアイデンティティ形成におけるポイントなのです。


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当尺度の作製について

ここで「他者との関係性のあり方」からアイデンティティを見ていくアイデンティティ尺度をご紹介します。

アイデンティティ尺度はアイデンティティを「充実感のある対人関係を持てる状態」と定義し、そのために必要な能力をチェックします。アイデンティティ尺度は、4つの下位尺度で構成されています。

・充実感

アイデンティティが形成できている時は、他者との関係を円滑に保ちながら、所属している場所で、自分が活き活きと過ごせていると考えられています。エリクソンもアイデンティティがうまく形成できていない時には、虚しい気持ちを持つと述べています。

充実感は主観的な感覚ですが、アイデンティティを形成するうえで何より重要な感覚です。 もしこの充実感が低い場合、以下の3つの下位尺度のどこかに原因があると考えられます。

・自己理解

自己理解という項目を設定しています。アイデンティティを形成するには、自分の事をよく知っていなければなりません。例えば、「どんな物が好き?」「どんな事が苦手?」と聞かれて答える事ができますか。きちんと答える事ができれば、自己理解ができていると言えます。普段から、自分の感じた事や考えを大切にしている習慣がある方は答えやすいと思います。

・自他境界

自他境界という項目を設定しました。自他境界とは、自分と相手は本質的に異なっており、それぞれ独自の存在であるという認識のことです。アイデンティティとは、自分の価値観を確立することでもあります。その第1ステップとして、自分は他者と異なっていること、自分なりの考えや意見を持っていることがとても大切になってきます。

・相互調整

相互調整という項目を設定しています。アイデンティティの確立においては他者との視点の食い違いを相互調整するプロセスが重要である事を杉村(2001は述べています。対人場面でアイデンティティを発揮するためには、他者の意見を上手く取り入れつつ、自分が納得できる自己決定をすることが必要です。

・居場所

居場所という項目を設定しました。
小沢(2003)の論文などで居場所とアイデンティティの関連について述べられているように居場所はアイデンティティ形成に欠かせません。対人関係が大切だからといって、自分が合わない場所にいては、充実感は得られませんからね。

居場所とは、自分も相手も居心地が良い状態の場所です。そうした居場所に身を置く事はもちろん、自分で探したり見つけたりする能力も大切です。

アイデンティティ尺度 イメージ図3


チェック後の活用方法

アイデンティティ尺度診断では、ご紹介した4つの項目について、高・中・低得点の診断結果が出ています。そして、診断結果に応じてアイデンティティを形成していくための簡単なアドバイスも紹介していますので参考になさってください。また、アイデンティティコラムでは、より詳しくご紹介していますので、ぜひ活用してみてください。


当尺度の問題点
当尺度は、既存のアイデンティティに関する論文を精査し、KJ法によりグループ化をして、尺度を抽出しました。ただし、予備調査の段階であり、因子分析は行っていません。そのため、妥当性と信頼性に欠ける尺度となっています。学術的な利用というより、アイデンティティの基礎を学ぶだめの尺度としてご活用ください。また今後統計データを参考にさらに制度の高い尺度へとブラッシュアップしていく予定です。よろしくお願いします。

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アイデンティティ診断の注意事項
・当診断はアイデンティティ入門として尺度が簡略化されています
・精度としてはあくまで参考程度となります
・概要として抑える程度として御活用ください
・当診断は精神疾患などの判別を行うものではありません

参考文献
杉村和美(2001) 関係性の観点からみた女子青年のアイデンティティ探求-2年間の縦断研究- 名古屋大学博士論文
小沢一仁(2003) アイデンティティ危機における自分自身への違和感から、アイデンティティを再考する 東京工芸大学 27巻2号 79-89
谷冬彦(2001) 青年の同一性感覚の構造 -多次元同一性尺度(MEIS)の作成- 教育心理学研究 49巻 265-273
大野久(1984) 現代青年の充実感に関する一研究 -現代日本青年の心情モデルについての検討- 教育心理学研究 32巻2号 100-109
山口正寛(2016) メンタライゼーションと境界性パーソナリティ傾向との関連 -メンタライゼーション質問紙作成の試みから- 福山市立大学教育学部研究紀要 4巻 129-136
北山忍(1994) 文化的自己観と心理的プロセス 社会心理学研究 10巻3号 153-167


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